29 Sep 10
— 港千尋× 津田淳子トークセッション「文字の歴史と書物のいま」 - 雪景色 (via atorioum)「この世界で、ネットで検索できるものは実は少ない。世界の9割は、インターネットとは関係のないところに存在する」
たとえば、『デザインのひきだし』10号に掲載されている全国の活版印刷所リストは、津田さんが電話帳などで「活版印刷所をやっているかもしれない」と当たりをつけた2,200軒に実際に電話をかけて確認し、つくりあげたものだ。電話をしてみたら2,200軒のリストのうち2,000軒はすでに活版印刷をやっておらず、残る200軒のうち、掲載可能だった印刷所は62軒だった。しかしこれは、ネットのなかだけで調べていては到底つくりあげることのできない貴重なリストだ。
この号に限らず、『デザインのひきだし』は徹底的に現場に足を運ぶ。そして港さんも、現場に足を運び、そうでなければ見出すことのできないものを写しとっている。
インターネットは便利で魅力的だ。わたし自身、十分すぎるほどに恩恵にあずかっているし、なかったら困るとも思う。そのなかに身を置いていると、インターネットでなんでもわかるような錯覚に陥りそうになってしまうが、「この世界で、ネットで検索できるものは実は少ない」のだ。
(via hakkuru)